パラテックスの止水メカニズム
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優れた追従性でコンクリートの亀裂に対応するパラテックス。万一コンクリートとともに破断してしまった場合でもパラテックス独自の自閉作用が働いて水の浸入を防ぎます。
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コンクリートのクラックの大きさ、性状によっては、追従限界をこえて破断するケースもあります。その場合でも、防水層破断部が水分を吸収して体積膨張し、更に特殊添加成分が亀裂破断面間での相互作用を促進し、化合物を形成することで自閉します。
※自閉作用は現場状況により異なります。
パラテックス防水の造膜メカニズム
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パラテックス原液とパラテックス混和材を配合することにより、エマルション水分中にEVA樹脂とアルミナ系セラミックスおよび骨材が均一に分散された状態となります。 | アルミナ系セラミックス中の金属イオンと水和反応成分がエマルション水分中に、遊離します。 | 遊離した水和反応成分がエマルション中の水分を利用し無機水和物となり、水分が消費されていきます。 |
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水和反応が進むことによって無機水和物および金属イオンとEVA樹脂が架橋反応を起こします。また同時にEVAどうしの融着が始まります。 | さらに水分発散、架橋反応および樹脂の融着が進むことにより次第に連続皮膜となり、堅牢かつ柔軟な防水塗膜が完成します。 |